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作家インタビュー2017-陶勝窯 市野勝磯-

ファンの皆さまの応援、関係者の皆さまのご尽力でTanbaStyleの活動も4年目に入ることができました。

目一杯走ってきた3年間でしたが、ここで3年間の活動をそれぞれメンバーに振り返っていただこうと思いインタビューを企画しました。

今回から8回に渡り、なかなか見られない作家のTanbaStyleへの思いなどをお届けしていきます。

トップバッターは、今年度委員長になりました市野勝磯さんです。

メンバーそれぞれのいいところを吸収できるのが嬉しい

TanbaStyleの活動で一番よかった点をうかがうと「商品開発は楽しい!」との一言。

8人のメンバーで共同で商品を開発していくことで、それぞれのメンバーのいいところを間近で吸収できるのは本当に素晴らしい機会だととらえられています。

今まで炭化などしぶめの作風が多かったのが、今回のTS+でも見られるような明るめの水色のような今までにない作風にチャレンジできたのはTanbaStyleの活動があったことが大きい とのことでした。

しのぎの技法や今までやったことのない形に挑戦できたのもTSブランドを起ち上げたからだからこそ、といいます。

自分の作品ではないTSブランドを作るときに感じる責任感

TS+ではない、TS Black、TS Whiteの商品を作るときは独特のプレッシャーを感じるとおっしゃられる勝磯さん。

「土」、「釉薬」、「焼き」それぞれの窯元で異なる3つの要素がありながら、品質は揃えないといけないのはやはり大変なようです。

でも、逆にこれを土や焼き物の特性をさらに知る機会とプラスに考え、自分のためになるように捉えているところはさすがだと感じました。

改めて自分らしらを考える機会に

形は同じで技法や色付けだけが異なるTS+。形が同じだけに自分の作家としての個性を特に意識するものかもしれません。

TS+として8人の作家の作品が並ぶことも多いため、8つの作品が並んだ時の完成度も意識しながら作風を考えることもあるといいます。

TS+をお客様に見てもらうだけではなく、それぞれのメンバーにも見られていることを意識することで「改めて自分らしさ」を考えるいいきっかけになったとおっしゃっていました。

本当によくなってきたと思うTanbaStyle

最初はTanbaStyleとして何を目指すのかはっきり見えなかった部分が、「TS」というひとつのブランドを作ることで軸が定まり活動しやすくなったという勝磯さん。

丹波でTanbaStyleをやることの意味を考えながら、これまで通りしっかりと活動に励んでいきたいとのことでした。

丹波立杭の一番いいところは「素朴で飾らない人のよさ」にあるといいます。人と関わることですごく成長させてもらっているし、自分も人に影響を与えたいとおっしゃる勝磯さん。

今年は委員長としてTanbaStyleをどのように展開していくのか、とても楽しみです!

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