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作家インタビュー2017-壺市 市野元祥-

焼き物を作る以外の活動もやっていかないと!

4年目を迎えたTanbaStyle。元々は秀之さん(前回インタビュー)と元祥さんの話しから生まれたもの。

秀之さんの雅峰窯と元祥さんの壺市はすぐ隣ということもあり、世間話の傍ら「これからの丹波焼の在り方」についてちょくちょく話あうこともあったそうです。

その中で「実際に器を使うとこんな感じになりますよ。」ともっと生活に寄り添った焼き物の在り方を作り手から発信していきたいということになり、TanbaStyleが生まれたといいます。

「とにかく、何もやらないと何も生まれない」、「例え失敗したとしてもやらないより得るものは絶対ある」と丹波焼の担い手として産地を生きてきた元祥さんの思いが感じられました。

人とのつながりが何より嬉しかった

TanbaStyleの活動で一番嬉しかったのは、活動を通してできた人とのつながりだったといいます。

特に、初年度と2年目に開催したグランフロントでのイベントは、メンバーはもちろん、たくさんのTanbaStyleファンの皆さま、さらには飲食業やその他関係者さまの甚大なご協力なしには開催できなかったものです。

ファンの皆さまはもちろん、ご協力いただいた関係者様の中には自分の商売を閉めてまでTanbaStyleのためにご協力いただいたので、その点では本当に感謝しているし、今後もお互いにいい協力関係でつながっていきたいとのことでした。

他のメンバーとの共同開発は刺激になる

TanbaStyleは丹波焼をもっと広めるということを大きな目的としていますが、活動の一環として商品開発も行っています。

現代のライフスタイルに合わせて流行を取り入れつつ開発する商品は、メンバーそれぞれの意見を取り入れながらやっていきます。

普段はそれぞれ独自でやっているのでTanbaStyleという活動がなければ絶対にこんな機会は無かったといいます。特にTanbaStyleはメンバーの年代の幅も広く若いメンバーとの開発はすごく刺激を受ける、とのことでした。

焼き物の難しさを改めて感じた商品開発

TanbaStyleでは、リムプレートを担当している元祥さん。その丁寧な仕事とキッチリと仕上げる技量ははメンバーからも一目置かれています。

そんな元祥さんでもかなり苦労したTSリムプレート。そりや歪み、釉薬の剥がれなどかなり試行錯誤があったといいます。長年やってきた焼き物の仕事、改めてこんなに難しかったのかと奥の深さを知ったとのことでした。

産地が残り続けている丹波立杭

丹波立杭のよさを尋ねると、「50~60もの同業者が1つの地域に密集して産地として成り立っているのが本当に不思議なこと」と独特の視点で語ってくれました。

確かにそれぞれみな歩いていけるぐらいの距離にある同業者は全てライバルです。ただ、ライバルでありながらもそれぞれ協力しあい、大きな視点で考えると「丹波焼・焼き物」を広げていく活動を頑張っておられます。

丹波焼の窯元が所属する組合でも理事を勤められ、自分個人の仕事以外にも精力的に動いておられる元祥さん。

「丹波焼をもっと広めないと!」全てその思いで活動している姿には本当に頭が下がるばかりです。

元祥さんの豊富な経験にはメンバー全員が色々な部分で助けられています。これからもTanbaStyleにとって必要不可欠な存在としてメンバーを支えていってくれることと思います。

PS.リムプレートの型ができています

TanbaStyleのリムプレート、色々な作り方がありますが試行錯誤の中、型を導入することで安定した生産ができそうです。

まだ細かい部分では調整中ですが、安定してできそうな手応えです。

このように生産安定のため、色んなメンバーの知恵や経験を活かしながらその恩恵を共有できるのはTanbaStyleのひとつの魅力といえるかもしれませんね。

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