壺市市野元祥Ichino Gensho
技が光る器、その静の美
刷毛に含ませた白い泥で一気にラインを描く刷毛目鉢(はけめばち)。「同じ模様ができないから面白い」と、この10年、刷毛目を追求してきた。また、漆黒の器の色気にも惹かれ、その深く上品な「黒」は長年のファンを持つ。
日本工芸会正会員
1979年嵯峨美大陶芸科卒業
兵庫県工芸美術展 サンテレビ賞・神戸新聞社賞 他
TEL.079-597-2664
雅峰窯市野秀之Ichino Hideyuki
伝統とモダンの融合から生まれる独創的な焼き物
「受け継がれてきた歴史の重みが面白い」と、個性的な作品創りで培った技法や造形を、伝統的な登り窯の焼成法や民藝に融合させて、雅峰窯らしい丹波焼を創作。感性を生かしたキュートなドット模様のラインナップも魅力的だ。
日本工芸会正会員
田部美術館「茶の湯造形展」入選 他
阪神百貨店「備前丹波4人展」、天満屋岡山本店アートスペース個展、渋谷「ぎゃらりー奥村 二人展」他で個展
TEL.079-597-2107
悟窯市野哲次Ichino Tetsuji
力強いフォルムと繊細なラインが織りなす美
彩色線象嵌(さいしょくせんぞうがん)の技法で、模様を刻み描いていく。フリーハンドで描かれるその滑らかなラインや幾何学模様が、深い世界観をかもし出し、ほどよい厚みの器を両手で包むと驚くほど肌になじむ。
日本工芸会正会員
嵯峨美術短期大学陶芸科卒業
兵庫県芸術奨励賞 他
大丸神戸店、阪急うめだ本店、新潟三越 他で個展
TEL.079-597-3006
陶勝窯市野勝磯Ichino Katsuki
モダンでかろやかな造形美を焼き物で表現
赤土の上に白土を化粧し、炭化焼成をして、土味を残しながらかろやかな雰囲気を出す。器とオブジェを行き来するような、造形的で洗練された作品は、禅の世界を思わせるシンプルな美であり、新しい形でもある。
関西学院大学卒業
田部美術館大賞「茶の湯の造形展」優秀賞 他
天満屋岡山店、西武渋谷店、ギャラリー集shu- 他で個展
TEL.079-597-3050
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丹水窯田中聡Tanaka Satoru
白化粧の奥深さを探訪しながら、その多彩な表現を模索
現代風の白、古風な白、さまざまな白色を表現していきたいと取り組むかたわら、土が持つ荒々しい表情にも魅力を感じている。食器に求めるのは工芸的な使いやすさ、そして生まれたシンプルな和モダンの作品。
大阪芸術大学付属大阪美術専門学校卒業
京都府立陶工高等技術専門学校卒業
京都市立工業試験場卒業
TEL.079-597-2371
丸八窯清水義久Shimizu Yoshihisa
焼き物をシンプルに突き詰めた、使いやすさの美
「土を炎で焼く」。焼き物への考え方は実にシンプル。日々、土と炎と対峙し、作品を作り続けているかたわら、使い手への気遣いも忘れない。何気ない日常の中で、ふとした瞬間に感じるその作風こそが最大の魅力。
甲南大学卒業
新宿京王・池袋西武本店にて個展、阪急うめだ本店にて3人展、銀座松屋にて師弟展、他
TEL.079-597-2102
源右衛門窯市野太郎Ichino Taro
伝統の業を軽やかに、愛らしく
若い女性に絶大な人気を誇る水玉模様の器シリーズ。伝統の丹波焼に軽やかな風を呼びこむその作風は実にユニーク。どこか懐かしいフォルムと愛らしい表情は、普段使いの器として日常生活を彩る。
TEL.079-597-2650

丹文窯大西雅文Onishi Masafumi
新しい赤への挑戦。過去と現代のギャップを創る
丹波の赤土部とは違う新しい赤に取り組む。動的なフォルムの上で躍動するモダンな赤、丹波の土そのままの焼きしめ、表と裏で違う世界を表したお皿に見られるように、丹波焼の歴史を尊重しながら新しい風を呼ぶ。
大阪芸術大学短期大学部 デザイン美術家工芸専攻卒業
TEL.079-597-2089